モノを手放したら大切なことが見えてきた
断捨離を始め2年。
当時私は長男を妊娠中でした。気分も体調もとにかく優れずマタニティブルー真っ只中。体調不良続きの日々で体は思うように動きませんでしたが、3人目の妊娠はそう寝てばかりもいられず、普段と変わらず主人や子供達の食事の準備、お弁当作り、学校と幼稚園の役員会や行事に出席し、習い事の送迎、そして日中は自分の仕事もこなさなければなりませんでした。
そんな”絶対にやらなきゃいけないこと”をこなしたらもう限界。毎日の掃除や洗濯、片づけなんて二の次三の次。
家事は主人も積極的に手伝ってくれていたのですが、何せものが本当に多かった我が家。
もともと 物を捨てられないとか、片付けられないとか、そういう訳ではないものの、とにかく買い物が好きで、お金があるわけではないのに欲しいものをみつければポンポン買っていましたから、我が家のクローゼット、タンス、引き出しは"欲しかったもの"で常にいっぱい。
隙間もなく、パンパンで まさに巡りが悪い状態でした。
そんな時にたまたま目にした"持たない暮らし"をテーマにした書籍に感化され、私の断捨離ライフが始まったわけです。
一番最初はリビングに置いてあったチェストの引き出し一箇所でした。
たった一箇所だけの断捨離でしたが、それをきっかけに、「明日は次の引き出しをやろう!」「次の休みであそこを片づけよう!」という具合に、少しずつ少しずつ"綺麗"が連鎖していきました。
もちろん妊娠中でしたから無理はできませんでしたし、仕事もしていたので毎日できた訳でもありません
それでも日々少しずつ物を減らし、空間を整理していくと、必然的に心も整理され、精神面も整っていくのを実感しました。
精神面が整うと、自然とポジティブになり心身が良いエネルギーでみたされるようになります。
モノに囲まれた空間でやる気のでない毎日を過ごしていたのが一変。毎日をアクティブに過ごすことができ、家事も滞らずに全ての巡りがよくなり、更に心地よい空間になるという好循環が生まれました。
そう。これがまさにストレスフリーな状態
ストレスを発散する為に物を買い続けていたのに、ストレスを発散するどころか、ストレスの元凶となるモノを溜め込んでいたことを痛感した私。
モノを手放し身軽になると、自分にとって本当に大切なものや、本当に好きなこと、大事にしたいものなど"本来の自分"が見えてきます。
本来の自分が分かると、今まで無駄な物に費やしていた貴重なお金と時間を、趣味や興味のある事に費やす事ができ、漠然としていた目標や夢の輪郭が明確になります。
成功を掴んでいるアスリートや実業家で、自分のやるべきことにお金をかけず無駄な浪費をしてしまう習慣のある人はいるでしょうか。
一度、今いる部屋から物が全て無くなった状態を想像してみて下さい。
物で溢れた部屋で、いつも何かが足りない、もっと何かが欲しいというストレスの中この先も過ごすのか
本当に好きなものや必要なものだけある心地よい空間に癒され、目標や夢を大切に生きていくのか。
断捨離から2年
以前よりもずっと物が無くなった我が家。
雑多な環境にストレスを感じることも無くなり、子育てに忙しい私を癒してくれる大好きな空間になりました。
目標も定まり、日々その目標を達成する為に目的を持って行動をすることもできるように。
魅力的なモノで溢れた現代ですが、だからこそモノに支配されてお金と時間を浪費するのはやめて、もっと大きな何かを得ることができたらいいな…
と思うこの頃です。